目次
1. 工場での省エネとは
工場では製品をつくるために、空調や照明、生産設備などで多くの電力を必要としています。とくに広い工場では場内を明るく照らす照明、そして適温を維持する空調だけでもかなりのエネルギー消費になるでしょう。大規模工場になればなるほど電力やガス代などがかかり、経費となって圧し掛かります。
少しでも経費を省きたい、利益をあげたいのであればムダなエネルギーを使わないようにするのが一番。
では工場ではどのような省エネのアイデアがあるのでしょうか?
2. 工場で出来る省エネのアイデア・ネタ
工場では光熱費のかかる設備やエアコン、照明などが多数あります。なかには水道水を大量に消費する生産設備も。省エネを実現するには設備を更新する以外に、ガス会社や電力会社の変更、契約変更、従業員による省エネコントロールなどさまざまな方法があります。
具体的な省エネ方法についてチェックしていきましょう。
2.1. 工場でできる省エネ[電気の場合]
工場内にある空調や照明などの一般設備の多くは、電気を使うことにより作動しています。そのため設備が古くなるとエネルギー効率が低下。消費する電力が増え経費が多くかかることに。ただ老朽化した設備を入れ替えると省エネ効果が高くなりますが莫大な設備投資が必要になるため、どの企業でも気軽にできる方法ではありません。
ここでは大規模な設備投資だけではなく、日ごろからできる節約法や経費をかけずに省エネを実現する方法をご紹介しています。
2.1.1. 照明をLEDに替える・マメに照明を消す
工場内の白熱灯をLEDに取り換えた場合、60Wの白熱灯をLEDに取り換えると節電効果は約85%になり電力を大幅にカットできます。LEDは白熱灯に比べて発熱量が少なく寿命が長いため電球の取り換え回数を減らすことができ、さらに赤外線や紫外線を放射しないため光による室内の変色、退色を防ぐ効果も。照明をLEDに切り替えるだけではなく、昼休みに照明をすべてオフにする、W数を抑える(80W電球を60W電球に替えるなど)などの小さな積み重ねが経費節減につながります。
弊社でも照明のLED化を請け負っております。お気軽に問い合わせ下さい。
2.1.2. 電力会社の切り替え
電力自由化により、新電力と呼ばれる新しい電力会社に変更することで電気料金を下げることができます。本当に電気料が下げられるかどうか、契約変更前にシュミレーションしておくのが無難です。
弊社でも新電力のシュミレーションを実施しております。お気軽に問い合わせ下さい。
2.1.3. デマンド監視・デマンドコントローラー
デマンド監視とデマンドコントローラーは企業の使用電力量を監視できる装置です。PCやタブレットなどの端末で電力の使用量を逐一チェックできるため、電力の最大需要を抑えることができます。
2.1.4. ジャスト・セイバーE導入(弊社の商品)
工場内に空気や水を送るモーターは大きな電力を消費しています。ところが周波数や電圧が最適状態ではないため、有効に使われていない電力が発生。そこでジャスト・エナジー「ジャスト・セイバーE」のモーター省エネ制御装置がおすすめです。電気の流れを最適な状態に調整し、従来より少ない電力で安定したモーター駆動を実現します。20%〜50%の電力削減が見込めます。
ジャスト・セイバーEについて詳しく知りたい方はこちらをクリック↓
2.2. 工場で出来る省エネ[空調の場合]
工場内の温度や湿度を一定に保つ空調ですが、工場内部が広い場合は大きな電力を使用します。省エネ効果の高い空調に入れ替えるのが有効な方法ですが、設備投資に大きな費用がかかりすぐに着手できないことも。
そこで費用をかけずにできる省エネ方法をチェックしていきましょう。
2.2.1. 空調機の温度設定を見直す
空調の設定温度を夏場に28℃、冬場に20℃に設定するクールビズ、ウォームビズは省エネでも効果を発揮。従来の設定温度より1℃あげる、下げるといった操作だけでも10%以上もの電気料をカットすることができます。
2.2.2. ビニールカーテンによる節電
広い工場の場合、必要な区画だけにカーテンを下げて空調効率を上げる方法があります。ビニールカーテンを購入して工場内に設置するだけなのでコストが安く、取り組みやすいのが特徴。2階建ての工場では階段回りに設置すると冷気や暖気が上部に上がりにくくなるので省エネになります。
2.2.3. 塗装工事で工場内部の温度を下げる
工場の屋根や壁に遮熱効果のある塗料を塗ることで、室内温度を下げることができます。塗料によっては室内温度が7℃近く下がることも。比較的少ない予算で取り組める手軽な方法です。
弊社でも各種塗料、シート等の取り扱いがございます。お気軽に問い合わせ下さい。
2.2.4. コンテニューム導入(弊社の商品)
工場内のエアコンを省エネタイプに取り換えると数百万円単位で費用がかかるケースもあり、エアコン取り換えには高いハードルが。
そこでおすすめしたいのがジャスト・エナジーの「コンティニューム」。室内機、吸い込み機の吸込口に取り付けるだけでエアコンの熱交換率を低下させる静電気を除去し、無駄な消費電力をなくすことができます。メンテナンス不要で10年以上使い続けることができるコスパの良さが特徴。
2.3. 工場で出来る省エネ[水道の場合]
食品加工などの工場では大量に水道水を消費します。この水道水をカットすることで経費を節減することが可能です。
水道水の使用量を削減しつつ、製造工程に影響を及ぼさない節水方法をご紹介します。
2.3.1. 節水コマの取り付けで節水
蛇口部分に節水コマを取り付けることで水の使用量を抑えることができます。水の流量調整をして極力使用感を変えずに水の使用量を省くことができるのです。また給水設備にタイマーを取り付けて無駄な水を流さない、水位計を取り付けて無駄な水の使用を省くなどいくつか方法があります。
2.3.2. 水のカスケード利用
製造設備で使用された比較的きれいな水をフィルターでろ過して再利用する、水をボイラーで蒸気にかえてスチーマーに使用した後、ドレイン水を回収して再利用するなど水の再利用を促進することで水道にかかるコストを削減することができます。
2.3.3. 井戸水の利用
井戸水を使用することで水道料金をゼロにすることができ、水道にかかるコストを大幅にカット可能。ボーリング費用や屋外・屋内配管費用はかかりますが、その後の水道代を考えればかなりの経費節減になるはずです。
2.3.4. ミックス・ジェット導入(弊社の商品)
ジャスト・エナジーが提供する「ミックス・ジェット」は細かい気泡を水道水に含ませることで、約20~60%の節水を可能にする省エネ商品です。多くの方が一斉に温水や水道を使う場面でとくに効果があり、細かい気泡がマッサージ効果を与えてくれます。蛇口用・シャワー用の2種類ございます。投資回収の時間は約1年。30万円~40万円の投資費用で月に7、8万の水道代軽減を実現したケースもあります。
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2.4. 工場で出来る省エネ[ガスの場合]
ガスは工場内の多くの生産設備で使用されており、ボイラー、焼却炉、溶解炉などは多くのガスを消費するため省エネが期待できるエネルギー分野です。
ガスの省エネ化について考えてみましょう。
2.4.1. プロパンガス契約内容・都市ガス料金見直し
プロパンガスがガス会社ごとに自由に価格を決めることができる「自由料金設定」になっており、料金は全国一律ではありません。そこで1円でも安いガス会社に乗り換えることでコストを削減することができます。
都市ガスは公共料金扱いで料金は一律でしたが、2017年から一部地域をのぞいて自由料金設定となっています。料金を比較することでガス代の節約が実現。
2.4.2. ガス使用量の見える化
電気だけではなくガスも利用料の見える化ができます。ガス会社によってはオンラインで設備状況を確認、ガスの使用量を計測・分析して利用者に報告してくれるサービスも。どの設備にガスが多く使われているのか、ガスを節約するために使用時間や作業効率の見直しなどができるはずです。
2.4.3. 老朽化した機器の入れ替えなど
老朽化した生産設備は無駄なガスを使う可能性が高く、省エネのためには細心の省エネ設備に入れ替えることが効果的。ただ初期投資がかなりかかるので、何年間使用すれば投資が回収できるのかをきちんと計算することが重要です。省エネ効果が高いのであれば設備を一新する、都市ガスであればガスコージェネレーションシステムを採用するなどして省エネを実現できます。
2.4.4. ジャスト・セイバーF-Airも導入(弊社の商品)
ジャスト・エナジーの提供する「ジャスト・セイバーF-Air」はボイラーに使われる空気に着目し、ガス燃料削減を可能にした画期的製品です。吸気口に取りつけたジャスト・セイバーF-Airが内部で光を照射することにより空気中の酸素(O2)や窒素(N2)とぶつかり、それぞれの分子が不安定化。不安定化した分子と飛び出した電子が結合し、活性酸素へ変化(改質)します。ジャスト・セイバーF-Airにより生まれた活性酸素により熱効率が向上。
ガスの省エネは難しいといわれていましたが、ジャスト・セイバーF-Airを使うことで7~10%の省エネが見込めます。
ジャスト・セイバーF-Airについて詳しく知りたい方はこちらをクリック↓
3. 製造業や食品工場など省エネ事例が数多くあります。
ジャスト・エナジーでは、製造業や食品工場、飲食店、ホテル、旅館、スーパー銭湯、スイミングスクール、介護施設など多くの事業所で多数の省エネ実績があり、自信をもってサービスを提供しています。
省エネ・職場環境改善事業の実績はすでに15年、手がけた事業所は500か所を超えており「経費削減ができた」と大変喜ばれております。月額30万円以上の省エネを実現した事例も多数ございます。
工場の省エネをお考えの事業者様はぜひ一度お問合せください。